魚油を摂ると短命となる(かもしれない)

魚油は、健康に良い」はずだったが、「寿命を縮めるかもしれない」展開になってる!という話をします。。

今までは..

魚油にはω3系の多価不飽和脂肪酸(PUFA)が含まれ、以下の効果がある。

  • 老人性認知症の改善
  • 脳機能の向上
  • 抗うつ作用
  • 抗アレルギー作用
  • 網膜反射能、視覚機能の改善
  • 血液流動性の改善
  • 心血管疾患の予防
  • 血小板凝集抑制作用
  • 加齢黄斑変性の予防
  • トリグリセリド低下作用

 

食事からだけでは不十分なので、サプリメントからの摂取が推奨されてた。

カロリス食でオメガ3系脂肪酸の適切な血中濃度を保つのは、実際のところかなり難しい。これはカロリス中は燃料として脂肪酸を燃やしてしまうからである。

魚油のサプリメントをとることをお勧めする。

TheCRWay

ω3系脂肪酸を、ほかの脂肪酸より優先的にエネルギーや熱として使うメカニズムが、人体には備わっているのです。

奥山 治美, 市川 祐子, 國枝 英子. 『油の正しい選び方・摂り方―最新 油脂と健康の科学 (健康双書)』 農山漁村文化協会(2008) p.136-138.

 

どのくらい必要かというと、「日本人の食事摂取基準2010年版(厚生労働省)」ではEPA+DHAは「1g/日以上

8g/日のEPA投与では脳出血罹患やLDL一コレステロールの増加、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん罹患数の増加は認められていない。極端な大量摂取による健康障害の懸念はあるものの、人におけるエビデンスは十分ではない。そのため、上限目標量は算定しない

最近の風向き

ところが、最近のカロリスフォーラムをみると

我々も、以前は、魚油を定期的にとっていたが、Spindler, Fenton博士らの研究によると、「魚油は寿命を短くし、癌のリスクを高める」ため摂るのをやめた

Fenton博士の論文

マウスに植物油を加えた餌と、魚油を加えた餌を与え、実験的に作成した腸炎や腺癌がどうなるか調べた。

意外にも、魚油を加えたマウスの方が腸炎・腺癌が増悪していた。

(細胞性免疫をつかさどる)T細胞の分画変化が関連するようである。

他にも、「魚油はマウスの腸炎を悪化させる」とか「長期に魚油をとると酸化ストレスが増して、マウスの寿命を縮める」とか。

 

TheCRWayは、当初から

魚油は摂取量も大切である。医者から特に指示がない場合は、ラベルに記載してある標準摂取量を超えてはならない。とりすぎると、脂質過酸化ラジカルが発生して、細胞膜をこわして加齢を促進してしまうからである。

当ブログの過去記事でも

サプリメントとしてはEPA+DHAを1000mg前後を摂る。

と用心してたんだが。

カロリスフォーラムを鵜呑みする必要はないが、主催者でありTheCRWayの著者でもあるPaul McGlothinは勉強家で、発言には信憑性がある。

<結論>

1.魚油サプリは要注意!摂りすぎ厳禁!

2.僕は、DHAとEPAのサプリはやめHDL値が下がらないか、(酸化マーカーの)ペントシジン値は改善するか?をみて、中止か続行か判断します。

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総コレステロールの最適値

NYtimesの記事によると、スタチン系薬剤で「記憶障害や、血糖上昇の可能性がある」とFDAが警告を出している。

記憶障害については経験談に基づくもので、科学的な根拠はないらしい。

認知テストが優秀なものはコレステロール値が200mg/dl以上であり、これは心血管系にとっては危険な水準である。200mg/dlのような高値はよくないが、一方で110~120mg/dl以下にはならないように充分気をつける必要がある。動脈や心臓の健康と同時に、脳の認知にも配慮する必要があるからである(TheCRWayより引用)

したがって、コレステロールを下げれば「認知能が悪くなった」という人も出てくるでしょう。

どのあたりを、自分なりのコレステ最適値にするかは、「家族暦に、心疾患系がおおいか、認知症系がおおいか」、「自分はどっちにいきそうか?」、「脳か心臓か!」を、各自の価値観と相談して決めるべし。

<結論>

  • 頭脳明晰なら→コレステロール値は200mg/dl前後。HDLを90mg/dl位に維持
  • 心疾患警戒なら→コレステロール値は150-160mg/dl。スタチンは避ける。

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スタチンについて

今月号(2011 Vol7 No.3)の抗加齢学会雑誌の誌上対決は「スタチンを飲む?飲まない?」である。

「コレステロールがやや高なので、リピトールのんでる」っていう医療人はたくさんいる。

そうしたスタチン愛好家が指摘するPleiotropic effect(多面的作用)が誌上にも記載されていて、

  1. 血管内皮機能の改善作用
  2. 動脈硬化巣の炎症抑制作用
  3. プラーク安定作用
  4. 血栓形成抑制作用
  5. 線溶系促進作用
  6. 脂質に対する酸化抑制(抗酸化)作用
  7. 血圧低下作用

6の作用なんか抗加齢的にもよさげである。

だけど、スタチンは

  1. 横紋筋融解の副作用がある。→筋肉落とす(かもしれない)のはよくない
  2. 肝臓でのコレステロール生成に関係する酵素(HMG-CoA還元酵素)を阻害する。→肝障害をおこす(危険性がありそうな)のははよくない

ので、健康人が抗加齢的に使うのは難しいと思う。

コレステロールを下げる薬剤というのなら

  1. エパデール:エイコサペンタエン酸製剤。ドコサヘキサエン酸と並んで代表的なオメガ3系不飽和脂肪酸。
  2. コレバイン:コレステロールの腸肝循環の経路で腸からの再吸収を抑制する。
  3. ゼニカル:腸管での脂質吸収を抑制する。医療業界的にはあまり認められていない様子。
  4. ゼチーア:小腸でのコレステロール吸収を抑制する。

以上のうち、1~3が特に安全。

4は小腸の上皮細胞内の酵素に作用するらしいし、食後血糖を上げる感じがあるので今一。

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2011年6月28日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:コレステロール

コレステロール値の測定

TheCRWay

カロリー制限と血糖制限のどちらが重要だろうか?

答え..「両方とも大切」である。

カロリー制限と血糖の制限を同時に行うと、ホルミーシスの効果は増強されるからだ。

血糖制限の確認=自己血糖値を測定する。これは簡単でよい。

カロリー制限の確認=食品カロリーをPCソフトで管理。これは面倒!

よって、カロリー制限の確認は、コレステロール値で(ある程度)代替可と考えて、cardiochekを購入した。結構、ラボのデータと一致している。

カロリスのマネージメントには

1.自己測定により日常的に把握するデータ

  • 短期指標:血糖値
  • 中期指標:コレステロール値
  • 長期指標:体重

2.ラボ提出により把握するデータ

  • 白血球数
  • TNF-α値
  • 血中精密インシュリン値
  • ソマトスタチン値

の二本建てでいくべし。

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2010年12月5日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:コレステロール

コレステロール値について

TheCRWayには

コレステロールは長年にわたって悪者のレッテルが貼られているし、心臓の健康を考えれば確かにそのとおりである。しかし、コレステロールは脳には良い影響を及ぼす。

認知テストが優秀なものはコレステロール値が200mg/dl以上であり、これは心血管系にとっては危険な水準である。200mg/dlのような高値はよくないが、一方で110~120mg/dl以下にはもならないように充分気をつける必要がある

とかかれている。

米国人が書いたためかコレステロールにややきびしいのではないだろうか?

最近では

コレステロール値は高い方が長生きで良いとする指針を、医師や栄養学者らで作る日本脂質栄養学会がまとめた。

3日から愛知県で開かれる同学会で発表する。高コレステロールは心臓病や脳卒中の危険要因であり下げるべきだとする現在の医療は「不適切」としており、論議を呼びそうだ。

という話もある。

当ブログの趣旨=「ボケずに全うする」からすると、あまりコレステロール値を下げず、200mg/dl前後を維持するのがよいのでは?かつ、HDLを90mg/dl以上で保ちたい。

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