NHKサイエンスZEROの読書感想文

最近のレスベラトロール騒動にNHKの放映が関連していると聞いたので、『NHKサイエンスZERO 長寿遺伝子が寿命を延ばす (NHKサイエンスZERO)』 NHK出版(2011) をよんだ。

いかにもNHKらしい、優等生のまとめ文といった書物であった。

そのなかでへぇ~と思った点を二つ。

2000年のサーチュインの発見に際して強力な役割を果たしたのは、じつは日本の研究者でした。今井眞一郎博士です。

不勉強で知らなかった...有名なガレンテ博士の仕事に、日本人が大きな貢献をしているというのは誇らしいことだ。

もっとも、この本の編者が今井眞一郎先生自身でもあるのでビミョー感はある。

東京大学大学院医学系研究科教授の大内尉義博士は、サーチュインを活性化させる候補としてレスベラトロール以外の薬も調査を始めている。レスベラトロール以上に活性化させる薬もみつかっている。

これは本当にしらんかった!「既存の薬を調べたほうが、新薬を作るよりよい」ということらしい。

そんな好都合な処方薬があるならすぐに教えていただきたい。本自体には一切言及がなかった。大内尉義先生は「動脈硬化」の権威のようなので、実は「スタチン系薬のPleiotropic effectのことでした」みたいなオチでないことを祈る。

この先生の論文については早速調べあげて、次回以降このブログにあげる予定だ。

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